これからの一般公開の予定
会場: 愛知教育大学 自然科学棟5階 518室 & 天文台
第118回 4月 8日(土曜日)
どなたでも参加できます(予約は不要です)
ポスター/チラシはこちらから
18:00~19:00 天文ミニ講座「ダークマターの正体は?」
講師:愛知教育大学 准教授 幅 良統
19:00~20:30 天体観望会「冬の大三角と春の大三角」
19:00〜20:30 3Dシアター「3D宇宙の旅」(複数回上映)
- <ミニ講座>『 ダークマターの正体は?』
- 私たちの住む世界(=宇宙)は、一体何からできているのか?この問いは、古今東西、人類が共通して持つ最大の謎ではないでしょうか。古代ギリシアの哲学者アリストテレスは、この世界が「火」「空気」「水」「土」の四元素から出来ていると考えていました。17世紀になると、様々な「元素」が発見され、メンデレーエフにより、現在でもよく知られた「周期表」としてまとめられます。水素、酸素、炭素など、私たちの身体はもちろん、宇宙に浮かぶ様々な天体も、結局はこのような元素から出来ています。ところが、近年の宇宙観測によって、驚くべき結果が得られました。ここで述べた元素で構成された物質は、宇宙全体のたった5%ほどしかなく、残りは正体不明の「ダークマター」「ダークエネルギー」で満たされているというのです。本講演では、このダークマターにスポットを当て、その存在がどのように発見され、現在その正体はどのように考えられているのかを紹介します。
- <天体観望会>『冬の大三角と春の大三角』
- このころ東の空にはしし座やおとめ座、「春の大三角」が見えるようになります。木星も久しぶりに見えるようになります。天体望遠鏡を使って木星の縞模様と「ガリレオ衛星」を観測しましょう。西の空にはまだオリオン座やおうし座など冬の星座も輝いております。間もなく、星座の世界も春になります。移り行く冬の寒空の星座を名残惜しんで下さい。
10日から11日にかけては、月が木星に接近します。
4月23日未明には、こと座流星群が極大です(条件良)。
- 春とはいえ、天文台(観望会会場)はまだまだ寒いです。暖かい服装にてお越し下さい。
第119回 5月 20日(土曜日):大学祭開催中です
どなたでも参加できます(予約は不要です)
ポスター/チラシはこちらから
11:00〜15:00 昼の天体観望会
18:00~19:00 天文ミニ講座「オリオン座が無くなる日
〜星の進化と超新星爆発〜」
講師:愛知教育大学 講師 政田 洋平
19:00~20:30 天体観望会「春の大曲線と木星」
19:00〜20:30 3Dシアター「3D宇宙の旅」(複数回上映)
- <ミニ講座>『 オリオン座が無くなる日 〜星の進化と超新星爆発〜』
- 冬の代表的な星座であるオリオン座. その一角 を占めるひときわ大きな星がベテルギウスです. 地球から約 600 光年の距離にあるベテルギウス は, 赤色超巨星段階に入った寿命が尽きる直前の 星です. ベテルギウスのような太陽よりも遥か に重たい星は, 死を迎える際, 『超新星爆発』と 呼ばれる大爆発を起こし, 中性子星やブラック ホールなどの高密度天体と星雲を残骸として残 します. 有名な『かにパルサー』や『かに星雲』 は 1054 年に起きた超新星爆発の名残であり, 藤 原定家が書いた『明月記』には, この超新星爆 発の観測記録が残されています. 驚くべきこと に, かに星雲を作った超新星爆発は地球から約 7000 光年の距離で起きたにも関わらず, 出現直 後は金星ほどの明るさになり, 約 20 日間はその 輝きが昼間に肉眼でも観測できたと言われてい ます. このように星の一生の最期を彩る超新星 爆発ですが, 実はその爆発の仕組みは完全には わかっていません. ベテルギウスが超新星爆発 を起こし, オリオン座が無くなってしまう日は来 るのでしょうか? 今回はミニ講座では星の一生 と超新星爆発, そしてベテルギウスが超新星爆 発を起こした時の地球への影響に迫ります.
- <昼の天体観望会>『太陽黒点と昼間でも見える星』
- 太陽の表面には黒いシミが見えることがありま す。これは「太陽黒点」と呼ばれるもので、太 陽の活動の指針になります。黒点とは何か? 小 型の望遠鏡で観察してみましょう!
- <夜の天体観望会>『春の大曲線と木星』
- 北斗七星のひしゃくの柄からアークトゥルス, ス ピカを結んだ夜空を横切る大カーブ,『春の大曲 線』がこの頃見頃を迎えます。スピカの近くに見 える木星と春の大曲線の共演を楽しみましょう。
! 注 意 !
- 冬場:屋上は非常に寒くなりますので,十分な防寒着が必要です.
- 観望会の間は足元が暗くなりますので,ご注意ください
- かかとの高い靴や短いスカートは避けてください
- 大学構内での場所の案内は,看板や掲示に注目ください
- 自家用車でお越しの場合,大学構内の駐車場をご利用ください