地学ゼミナール I(4年生)
天体物理に関する様々なトピックスを素材として、問題設定の方法および
その解決方法について学習・体験する。教科書に書いてあることをただ
覚えるのではなく、その背景にある深い意味に触れて欲しい。この目標
のため、天体現象がどのように観測され、どのような理論に基づいて、
その実体が解明されたかの過程を``ゼミ+演習''形式で学ぶ。現代天文学の
基礎概念については、``基礎天文学ゼミ''で扱うので、セットで受講して
欲しい。
授業計画内容
受講者には、あらかじめ以下のテーマを割り当て、各回毎に順番に発表させる。
各受講者は、割り当てられたテーマについて十分な時間をかけて周到な
準備を行い、発表に望むこと。また、その日の当番以外の者は、積極的に
質問等行い、議論に参加することを要求する。
- 降着円盤とはなにか?
- 活動する X 線源
- はくちょう座 X-1
- 活動する銀河
- 電波ジェット
- 活動銀河中心核の超光速運動
- ハッブルの法則(宇宙膨張)
- 銀河団
- 宇宙の大規模構造
- 重力レンズ
- 宇宙背景輻射
その他
教科書参考書等
評価方法
発表の際のプレゼンテーションや質疑応答により、学習の理解度を判定する。
また、発表を聞く側としてどれだけ議論に参加したか(質問の回数・内容など)
を評価する。
!!! 注意 !!!
「ゼミ」においては、与えられたテーマに関して理解したこと・考察したこと
を、グループのメンバーに紹介し、理解させることが義務づけられる。
また、そのテーマに関する質問に回答しなければならない。
どちらかといえば受身であった「講義」から脱皮して、自ら学ぼうとする
態度が今まで以上に重要になる。
ゼミ形式においては、主体性・積極性が問われることになる。
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mtakahas@auecc.aichi-edu.ac.jp.
Updated: 01 April, 2006