恒星物理学 (3年生)
恒星の内部構造と内部でのエネルギー発生について学習する。また、星の進化
について最近の発展についても述べる。近接連星系、パルサー、ブラックホール
宇宙ジェットといった最近話題になっているトピックスについても紹介する。
2006年度は、ブラックホール物理学をテーマとする。この目的のため、
以下に示す教科書を用いて一般相対論を学ぶ。ブラックホール時空の学習後、
いくつかのサブ・テーマを設けて、より深いレベルの理解を目指す。天体現象
を意識したテーマも用意するので、天文学に興味のある学生も楽しめると思う。
講義概要
講義は、原則として(受講者が10名程度以内の時)ゼミナー形式で行う。
受講者には、あらかじめ学習のテーマを割り当て、各回毎に順番に発表させる。
各受講者は、割り当てられたテーマについて十分な時間をかけて周到な
準備を行い、発表に望むこと。また、その日の当番以外の者は、積極的に
質問等行い、議論に参加することを要求する。最終講義の際には、一人10分
程度の時間を与え、学習発表会を行う。
教科書参考書等
評価方法
評価は、テーマ発表や学習発表会におけるプレゼンテーションや質疑応答
により学習の理解度を判定する。また、発表を聞く側としてどれだけ議論に
参加したか(質問の回数・内容など)を評価する。
!!! 注意 !!!
「ゼミ形式」においては、自ら用意した「学習テーマ」に関して理解したこと・考察
したことを、グループのメンバーに紹介し、理解させることが義務づけられる。
また、その「学習テーマ」に関する質問に回答しなければならない。
3年生までの講義とは雰囲気が違うと感じるはずである。
どちらかといえば受身であった講義から脱皮して、自ら学ぼうとする態度
が今まで以上に重要になる。
ゼミ形式においては、主体性・積極性が問われることになる。
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Updated: Sept. 11, 2006