Project-IR of Horizon-Project

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 ブラックホール地平面プロジェクト / Black Hole Horizon Project  2011


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概要

  • 2018年春~夏にかけて、 銀河系中心の巨大ブラックホール(太陽質量の約 400 万倍) の周りを周回する S2 天体がブラックホールに最接近します!(近 BH 点距離~約 120AU)
  • このとき、S2 天体の軌道は特殊相対論および一般相対論の効果を受ける事になります。 S2 天体の軌道が精度よくわかれば、中心ブラックホールが作る時空の様子が理解できる事 になります。この目的のため、S2 天体がブラックホールに大接近するこの時期に、S2 の軌 道運動を精密に測定します。具体的には、S2 のスペクトルに現れるドップラー効果の精密 測定により運動速度を決定します。
  • 継続的に S2 の運動速度をモニター観測し、その時間的変化の様子をニュートン力学で 予測される軌道要素と一般相対論による軌道モデル計算を比較する事で、相対論効果を知る 事ができます。ブラックホールの近くを運動する 2017∼2018 年頃は、このズレの量が最大 になり、高精度観測(すばる望遠鏡による近赤外線観測)のチャンスです!
  • S2 のブラックホール周りの公転周期は16年ですので、次の観測好機は16年先になっ てしまいます。我々は既に、S2 の軌道運動の速度を継続的に観測しています。これからの 数年間の観測に乞うご期待ください。

 
 

トピックス(研究目標):

  • * Sgr A*中心には巨大ブラックホールが存在する事を検出
  • * Sgr A*中心巨大ブラックホールの物理パタメータ測定(質量とスピン)
  • * 一般相対論・特殊相対論に固有な効果を含む天体現象の検出
  • * 一般相対論が無矛盾である事の確認(一般相対論の検証)
  • * 銀河系中心領域(ブラックホール周辺)の構造(物質分布、重力場、磁場)
  • * 銀河系中心領域/ SgrA* 領域の形成と進化(降着ガスや S 天体の起源は?)


 

研究目的

<準備中>

(1) 背景:

(2) 具体的内容:

(3)特色・独創性,結果の重要性:

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研究計画

<準備中>


Step1:

Step2:

Step3:

Step4:

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