第134回 2019年 5月 18 日(土曜日) 大学祭の期間中です。
どなたでも参加できます(予約は不要です)
大学祭期間中です。昼の部と夜の部があります。
昼間に自家用車で来場される方は、交通規制がありますのでご注意ください。
ポスター/チラシはこちらから
11:00〜15:00 昼の天体観望会
18:00~19:00 天文ミニ講座
『 暗い太陽のパラドックスと雪玉地球 - 地球は白かった? - 』
愛知教育大学 准教授 政田 洋平
19:00~20:30 天体観望会『月と春の大三角』
19:00〜20:30 3Dシアター「3D宇宙の旅」(複数回上映)
< 天文ミニ講座『 暗い太陽のパラドックスと雪玉地球 - 地球は白かった? - 』>
- 明るく輝く太陽. 我々は今日と明日の太陽の明るさは同じだと思いがちですが,実はそうではありません. 太陽は時間とともに明るくなり続けていて, ほんのわずかにではありますが, 今日よりも明日の太陽の方が明るいのです. これは, 逆に考えると, 過去に遡るほど, 太陽は暗かったことを意味します.実は, 太陽進化の観点から, 35億年前の太陽は現在の約75%の明るさしかなかったと考えられてます. 地球の気温を決める最も大事な要素は太陽の明るさであり,35億年前の暗い太陽の下では, 地球は全球凍結状態にあったことが予想されます.しかし, 生物学的・地質学的な証拠から35億年前の地球は液体の水をたたえていて, その中で原初の生命が誕生したことがわかっているのです.太陽進化から予想される35億年前の「寒冷な雪玉地球」と, 生物学的・地質学的証拠が示す「温暖な青い地球」の間にある矛盾, これが「暗い太陽のパラドックス」と呼ばれる天文学–地球科学に共通の未解決問題です.
- 今回のミニ講座では,暗い太陽のパラドックスと, その矛盾を解決する可能性のある様々な仮説について解説します.
< 天体観望会『月と春の大三角』>
- 観望会に先立ち、5月7日の明け方2時~3時 頃、みずがめ座エータ流星群が極大となります。 月明かりがなく好条件で観察できます。
< 3Dシアター「3D宇宙の旅」(複数回上映)>
- 「Mitaka」を用いた宇宙を学ぶ学生達による「宇宙の広がり体験ツアー」。
- ホントに宇宙にいる感覚になるかも!?