第144回 2022年 2 月 12 日(土曜日)
会場:愛知教育大学 自然科学棟534室、562室、および天文台
どなたでも参加できます(無料。予約は不要です)。 開始時刻にご注意ください。
コロナ感染対策としてマスクの着用をお願いします。また、私語等を控えるようお願いする場合があります。
17:00〜18:00 天文ミニ講座
「スーパーコンピュターで探る宇宙と地球の科学」
愛知教育大学 准教授 政田洋平
18:00〜20:00 天体観望会「もうすぐ春の星座たち」
18:00〜19:00 3Dシアター『3D宇宙の旅』
定員20名(複数回上映します)
混雑時には、入室制限があります(整理券を配布します)
<天文ミニ講座> 「スーパーコンピュターで探る宇宙と地球の科学」
- 昨年度のノーベル物理学賞の受賞者に、「大気と海洋を結合した物質の循環モデル」を提唱し、二酸化炭素濃度の上昇が地球温暖化に影響するという予測モデルを世界に先駆けて発表した真鍋淑郎先生(プリンストン大学上級研究員)が選ばれました。真鍋先生の受賞は、今まで光の当たることが少なかった「シミュレーション科学」の分野に対する受賞ということもあり、我々研究者の間でも大きな注目を集めました。実は、地球科学分野と同様に宇宙科学・天文学の分野でも、今や「シミュレーション」は欠かすことのできない重要な研究手法になってきています。特に、天体活動現象の多くは、非線形・非平衡の極めて複雑なシステムで起きるため、紙と鉛筆だけではその全貌を理解することが難しく, スーパーコンピュータを使ったシミュレーション/モデリングが理論研究の中心になりつつあります。「シミュレーション」と聞くと「基礎方程式を与えてコンピュータに解かせるだけ!簡単!」と思われがちですが、実はそんなことはありません。今回のミニ講座では、シミュレーション研究とは何か?どこに困難があるのか?どんな魅力があるのか?について解説しつつ、自然科学分野におけるシミュレーション研究の役割と未来についてお話ししたいと思います。
<天体観望会> 『もうすぐ春の星座たち』
会場となる自然科学棟の屋上はとても寒いと予想されるので、暖かい服装にて
お越し下さい。
<3Dシアター> 『3D宇宙の旅』
宇宙について学んでいる学生らにより、3D眼鏡をかけての立体プラネタリウムを
上映致します。ホントに宇宙にいるかのような感覚を感じるかもしれません。
リラックスした雰囲気で、太陽系から銀河の果てまでのひとときの旅をお楽しみ
ください。