愛知教育大 天文台


一般公開のご案内 (2015〜 )

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愛知教育大学 天文台 since 2015-01-08

Last updated 2018-11-12

第124回 12月 16日(土曜日)

どなたでも参加できます(予約は不要です)
開催時間に注意(冬期時間です)。
観望会時の屋上は寒いです。寒さ対策をして下さい。

LinkIconポスター/チラシ-ALinkIconポスター/チラシ-B

      17:00~18:00 天文ミニ講座「宇宙の膨張は等方的か?
                  講師:岐阜大学 名誉教授 若松 謙一 氏
      18:00~19:30 天体観望会「冬の星座登場!」
      18:00〜19:30 3Dシアター「3D宇宙の旅」(複数回上映)

  • <天文ミニ講座> 「宇宙の膨張は等方的か?
  •  アインシュタインは一般相対性理論を完成させた直後の1917年、この壮大な理論を宇宙論に適用し、宇宙の構造を調べ始めた。その際、数学的な簡略化のため、「宇宙原理」なる仮定を導入した。宇宙は一様(Uniform)で等方的(isotropic)である、と。 その後1929年、ハッブルは宇宙膨張を発見している。では、この大胆な仮定ははたして大丈夫であろうか?
  •  「一様性」に関しては、現在までにすばる望遠鏡はじめ多くの巨大望遠鏡が遠くはるか宇宙の始まりの所まで詳しく調べており、大丈夫そうである。では、「等方性」はどうであろうか?もし宇宙の膨張速度が方向によって違っているようなら、この仮定は一挙に崩れ去ってしまう。この様な事態に発展しかねない「Great Attractor 問題」が1980年代に発生した。
  •   本講演では、その発端と私らが現在が行っている観測の現況をご紹介したい。なお、本年は、アインシュタインの宇宙論発表百周年の記念の年であり、感無量である。
  • <夜の天体観望会>「冬の星座登場!」「秋の四辺形」が西に傾き、東の空には「冬の大三角」が ’登場します。おうし座のすばるやオリオン座の勇姿を観望できます。観望会に先立ち、13夜~14日ころには『ふたご座流星群』が極大となります。暗い場所で観察すれば、最も多いときで1時間あたり40個程度の流星を見ることができる予想です。極大の日の前夜や後夜にも多くの流星が期待できますのでお楽しみください。月も無くて条件良いです(18日が新月)。
  • <3Dシアター>
  • 2017年。今年は何の年か?そう、今年は探査機ボイジャー1号、2号が打ち上げられてちょうど40年となる年なのです。このことを記念して、これまで数々の発見をもたらしてきたボイジャー2号機の打ち上げから現在までの軌跡を辿ります。名付けて「ボイジャーが見た景色」! 1回約30分の特別版としてお送りします。是非見に来てください!
  • ※ 今回は特別版ということで上映回数が2回までとなっております。
  • ※ 1回での上映は約30名先着順となっており、満員になり次第受付を終了させていただきます。あらかじめご了承ください。